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人にやさしく、品質に強い
「D-PICS」は、Digital Production Indicate & Control Systemの略で、当社が独自に開発した、IoTを活用した人にやさしいものづくり支援システムです。当社では、1999年から、3次元設計データなどのデジタルデータを開発から製造、品質管理、営業、サービスまでの全社で共有・有効利用することで、多様化するユーザーニーズの変化に、スピーディかつ柔軟に対応できる強いものづくり企業を目指す「デジタルファクトリー構想」への取り組みを開始しました。そして、その一環として、製造部門から生み出された新しい多品種小ロット生産の仕組みが「D-PICS」です。
このD-PICSの最大の特長は、ものづくりに関わる“人”が「それぞれの持つ能力や個性を発揮しながら、高品質かつ効率のよいものづくりが行えるシステム」であることです。
デジタル機器やデジタルデータがオペレーターをリアルタイムにバックアップすることで、個人のスキルや注意力に左右されることのない高品質で安定したものづくりを実現します。また、同時にオペレーターが安心して組み立て作業に集中できる環境を提供することで、こだわりや改善への高いモチベーションを発揮できるイキイキとした職場づくりにもつながっています。
デジタル屋台は、オペレーターの組み立て作業をけん引する役割を担います。
安心して組み立て作業に集中できる環境を提供することで、
品質や作業効率が向上するのはもちろん、
オペレーターがやりがいをもって仕事に取り組むことで、
モチベーションの向上にもつながります。
また、作業習得の負荷が減る分、
業務改善のアイデアの発見など、
オペレーターのクリエイティブの発揮にもつながります。
IoTやAIの急速な進化により、デジタルデータは、
ものづくりの品質や効率の向上に欠かすことのできないツールになっています。
また、競争力のあるものづくりを実現するためには、
“デジタルの強み”を活かしながらも、
同時に「こだわり」や「創造性」といった“人の強み”をいかに発揮させていくかが、
ますます重要になってくると思われます。
あらゆるものがインターネットでつながる時代のものづくりはどうあるべきか、
国際化やリスク管理意識の高まりによる生産スタイルの変化にどう対応していくのか、
テレワークやライフワークバランスを重視した新しい働き方にどう対処していくのか。
これらの時代のニーズや社会環境の変化は、製造業だけでなく、
医療や教育などさまざまな分野が直面する課題であり、
わたしたちのD-PICSはその解決に柔軟に対応できる可能性を秘めていると考えています。
これからもD-PICSは進化へのチャレンジを続けていきます。